※思いついたことを残すためのメモです。まだ調べ途中の内容も含まれるため、誤りや修正の可能性があります。
■ はじめに
2000年前後に起きた「ドットコムバブル」は、多くの投資家が大きな損失を抱えた歴史的なバブルとして知られています。
現在のAI・半導体関連の急成長を見て、「またバブルでは?」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし、両者には似ている部分と全く違う部分があり、正しく理解することで投資判断のヒントが得られます。
1. ドットコムバブルとは何だったのか
1995〜2000年頃、インターネットの普及によって「これからはネットの時代だ」と期待が集まり、利益を出していない企業にまで資金が流入しました。
「.com」と名前につくだけで株価が急騰し、売上がほぼゼロの企業でも時価総額が大企業並みになるケースも。
しかし、実体が伴わず、2000年をピークにNASDAQは約78%下落。多くの企業が倒産し、投資家は莫大な損失を抱えました。
2. 現在のAI・半導体ブームは何が起きているのか
2023年以降、生成AIの普及やデータセンター需要の急増により、NVIDIAを中心とした半導体・プラットフォーム企業の株価が大きく上昇しています。
クラウド、AIモデル、GPUサーバー、データセンターという「実際に需要が伸びているインフラ」が存在し、企業の売上・利益も急拡大しています。
特にNVIDIAのデータセンター部門は売上が前年比で数倍という異例の成長。
単なる期待だけではなく、現実の需要と収益が伴っているのが特徴です。
3. “似ている部分”はどこか?
歴史は繰り返すと言われるように、現在の状況にもドットコム期と重なる点があります。
- 技術革新による市場の熱狂
- 一部企業の株価急騰
- メディアの過度な期待
- 個人投資家の資金流入
- 「この技術がすべてを変える」という物語が強い
AIや半導体も話題性が高く、先行企業への資金集中が起きている点は確かに似ています。
4. 決定的に“違う部分”
一方で、ドットコム期と現在のAI市場には大きな違いがあります。
① 収益が実際に出ている
ドットコム期の多くの企業は赤字でしたが、
現在のNVIDIA・Microsoft・Google・Amazonは巨額の利益を生む成熟企業です。
② 実需が明確
AI開発、データセンター、クラウド需要はすでに企業の必須インフラとなり、
「期待だけ」ではなく「事業として成立」しています。
③ サービスが実際に使われている
ChatGPT、GoogleのAI検索、Amazonのクラウドなど、 日常にAIが入り始めています。
ドットコム期の多くのネットサービスは普及前で、利用者も収益モデルも曖昧でした。
④ 企業構造が強固
今のトップ企業は
- キャッシュフローが非常に強い
- 独占的な技術を持つ
- 世界規模でサービスを展開
ドットコム期のスタートアップとは規模が全く違います。
5. 投資家が気をつけるポイント
現在のAI・半導体市場はバブル的な側面を持ちつつも、
崩壊=ゼロになるバブルではない可能性が高い と言えます。
ただし、注意点として:
- 株価が早く走りすぎている
- 業績成長に一時的な揺れがある
- 金利・景気次第で調整が起こりやすい
- AI関連の周辺企業には淘汰が起こる
「強い企業はさらに強くなるが、弱い企業は消える」という選別が進むでしょう。
6. 結論:現代のAI相場は“バブル要素もある健全な成長相場”
ドットコムバブルは「期待だけが先行したバブル」でしたが、
現在のAI・半導体ブームは「巨大な実需と収益に支えられた成長市場」です。
ただし、どれだけ優良な企業でも株価は上下するため、
過熱時は冷静に、長期では成長性に注目しながら投資判断することが大切です。


コメント