比べない家計|“自分に合う比率”で今日からはじめる貯蓄

FP相談

他人の家計と比べても、明日のお金は増えません。大事なのは「自分に合う比率」を決めて、まず一歩を踏み出すこと。この記事は、仮の目標づくりから仕組み化までをやさしく案内します。

悩みの正体をサクッと整理

「みんなはどれくらい貯めてる?」——目的も収入もライフイベントも人それぞれ。
数字だけを並べて比べると、かえって動けなくなりがちです。今日やるべきは、“自分の仮の目安”を決めることだけ。

他人比較をやめて“仮目標→実行”へ

目的は人それぞれ。比べる必要はありません。金額が決められないなら、まず目安の比率から始めましょう。

目安の家計比率(ひとり暮らし)

貯蓄:15~20%(余力があれば上振れ歓迎)

住宅:25~30%(家賃+共益費)

生活・娯楽:50~60%(食費・交際・趣味など)

※あくまで最初の仮置き。生活や収入で微調整してOKです。

はじめ方:貯蓄の流れ4ステップ

①仕組み化(最優先)

給与日に先取りで貯蓄用口座へ自動振替。額より習慣を優先。

②振り分け(預金 or 投資)

生活防衛資金は預金、余力は運用へ。

③投資先を決める(債券?株式?金?)

目的と期間に合わせて比率を決める。

④定期チェック

半年~年1回、収入や目標の変化を反映。

②以降は①が回ってからでOK。「決め切れないから始められない」を卒業しましょう。

続けるための小ワザ

・理想が高すぎて続かない → まずは5%から。3か月続いたら段階的に上げる。

・娯楽が削れない → 上限を先に決めて自由に使う(罪悪感を減らすと継続◎)。

・投資が不安 → 預金:投資=8:2など小さく試すルール。

始める一歩がいちばん効く

これまでの相談でも、ゼロからの方もいれば、収入の半分を貯蓄・運用に回す方もいました。共通点はただ一つ、始めた人が伸びること。

まとめ

他人比較より自分基準
目安(貯15~20/住25~30/生50~60)で仮の設計を置き、先取り自動化でスタート。半年後に見直せば、目標は自然と“自分のサイズ”に合っていきます。

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