「投資信託は始めているけれど、ETFも気になってきた」そんな方が増えています。
ETFは投資信託と似ていますが、仕組みや特徴に少し違いがあるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
本記事では、FPの視点からETFの基本と適性を丁寧に解説します。
ETFとは:上場して取引される投資信託
ETF(Exchange Traded Fund)は、証券取引所に上場している投資信託です。
投資信託と同様に、多くの銘柄へ分散投資でき、日経平均やS&P500など指数に連動する商品が多くあります。
最大の特徴は次のとおりです。
株式と同じように、取引時間中ならいつでもリアルタイムの価格で売買できる
価格を見ながら取引したい方にとっては大きなメリットとなります。
ETFのメリット
| メリット | 理由・効果 |
|---|---|
| コストが低い商品が多い | 信託報酬が投信より低水準の商品が多く、長期保有で差が出る |
| リアルタイム売買が可能 | 相場の動きに応じた柔軟な取引ができる |
| 投資対象の幅が広い | 株式だけでなく、債券・金(コモディティ)・REITなども選べる |
| 透明性が高い | 指数に連動するため値動きが分かりやすい |
長期投資において「低コスト」は大きな武器になります。
注意点:複利効果を重視する場合は検討を
ETFの注意点として最も重要なのは
分配金が自動で再投資されない商品が多いこと
分配金を受け取ると、その都度税金が差し引かれ、再投資には手数料が発生する場合もあります。
📌つまり
複利効果を最大化したい場合には効率が下がる可能性がある
一方、投資信託の累積投資型(再投資型)は
- 分配金を自動で再投資
- 税負担を繰り延べ可能
→長期積立との相性が良い
この点は、目的に応じてしっかり見極めたい部分です。
※海外には分配金再投資型ETFも存在しますが、日本では少数です
どんな人にETFが向いている?
まとめると、次のようになります👇
| 投資信託が向いている人 | ETFが向いている人 |
|---|---|
| 積立投資を自動で継続したい | 相場状況を見ながら売買したい |
| 複利効果を重視したい | 分配金を活用したい |
| 投資経験がまだ浅い | 投資対象を広げたい(金、債券など) |
| 手間をかけたくない | 低コスト運用を重視したい |
FPとしての提案
ETFと投資信託には優劣があるわけではなく、
目的と運用スタイルに応じて使い分けることが重要です。
例えば、
- つみたてNISAで投資信託を積立しながら
- ETFで金や債券などに分散する
といった形は、老後資金を確保しながら中期での支出予定がある方に向いているかも知れません。
■まとめ
- ETFは上場して取引される投資信託
- 手数料が低く、投資対象が広い
- 一方、分配金再投資の仕組みは整っていない
- 長期の複利重視 → 投資信託
- 資産の選択肢を増やしたい → ETF
自分の投資目的と手間の許容度に合わせて選択していきましょう。
将来のための大切な資産。その一歩を、ぜひ納得して踏み出してください。

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