理想があるのに続かないあなたへ

FP相談

──意志に頼らず、仕組みと“思い込み”で前に進む

「貯金したいのに使ってしまう」
「勉強したいのに続かない」
「理想の自分がいるのに、行動できない」

こうした悩みは、多くの人が経験しているはずです。
でもまず知ってほしいのは、
できない自分を責めなくていい、ということ。

人間はもともと、
「変化より現状維持を好む脳」を持っています。
そのため、意志だけで行動し続けるのはとても難しいのです。

◆ 人間はそもそも“意志が弱い”生き物

「意思が弱い」と自分を責めてしまいがちですが、
意志頼みで継続できる人は、実はほとんどいません。

脳には、
「変化=危険」「いつも通り=安全」
と判断する仕組みがあります。
だから新しい習慣をはじめると、
無意識にストップをかけてしまうのです。

つまり、
続かないのは、あなたが弱いからではなく、脳が正常に働いているから。

◆ 続けるために必要なのは、意志ではなく“仕組み”

継続できる人=意志が強い人
ではなく、

継続できる“仕組み”を持っている人です。

行動を習慣化するカギは、
「頑張る」のではなく
“自動で続く状態をつくる”こと。

◆ 仕組みづくりの例

◎ 貯蓄できない → 自動で「見えない場所」へ

給料日に、使わない口座へ“自動振込”する。
手元にあると使ってしまう人は、手の届かない場所に先に避難させるのが効果的です。

◎ 老後のために積み立てたい → iDeCo

一度設定すれば強制的に積み立てが進み、節税メリットも得られます。

◎ 使いすぎる → クレカ封印

クレジットカードを持たない、
もしくは利用を制限し、
現金やQRチャージ・ICカードで使う分だけにする。
予算を“物理的に”区切ることで制御が簡単になります。

仕組みとは、
意志の弱さを前提に設計した環境づくりです。

◆ “思い込み”を味方にする

行動を続けるには、
「こうありたい自分」をイメージすることも有効です。

たとえば、
「私は本を読む人だ」と思い込む。
すると、脳はそのイメージに合わせて
行動を取りやすくなります。

私自身、意志はとても弱く、
小説は好きでも
ビジネス書や経済の本を読むのはつい後回しになってしまいます。

そんな時は、
私は読書家だ” と自分に言い聞かせて、
文芸評論家の三宅香帆さんを思い浮かべます。
すると不思議と、「本を開こう」という気持ちが生まれ、
行動しやすくなるのです。

根拠はなくていい。
理想の人物像を借りて行動するだけでも効果はあります。

◆ 自分を責めないでいい

「続かない=ダメな自分」
と考えてしまうと、
挑戦する気持ちまで失ってしまいます。

大切なのは、
人間はそもそも意思が弱い生き物だと受け入れること。

そのうえで、
仕組み化や思い込みを活用すれば、
無理なく続けられ、
「できた」という経験が自信につながります。

◆ まとめ

  • 続かないのは、あなたが悪いのではない
  • 意志より「仕組み」が大切
  • 行動できる環境を整える
  • “なりたい自分像”を思い込む
  • 続けられた経験が自信になる

意志に頼らず、仕組みで続ける。
それが、理想へ近づく最短ルートです。

asanon

AFP(日本FP協会認定)資格、証券外務員一種保有。
これまでファイナンシャルプランナーとして家計や資産運用、保険、将来設計のサポートを行ってきました。
現在は通信制大学で経済や金融を学びながら、暮らしに寄り添うお金の考え方を発信しています。
このブログでは「お金の不安を、知ることで安心に」をテーマに、貯蓄・投資・家計管理・ライフプランなどをわかりやすく紹介。
目的は、誰かに任せるのではなく「自分で判断できる力」を育てること。
学びを通じて、人生と経済をつなぐヒントをお届けします。

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