どの国に投資すべきか②(業種別編)

日々の問いと記録

※思いついたことを残すためのメモです。まだ調べ途中の内容も含まれるため、誤りや修正の可能性があります。

初回のご相談でNISAの相談をいただいたときや、オルカンとS&P500の2択で質問をされた場合には①に記載したように回答するのですが、もう少し幅広く資産運用の計画を立てたいと考えている方へのお話について。

手数料が見合っているかどうかはさておき、世の中にはオルカンやS&P500など、インデックスファンドの実績を上回るファンドはあります。

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楽天証券の「投信スーパーサーチ」はとても便利で、最長で20年の年率リターン順の並べ替えができます。
これを見ると、3年・5年・10年では「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」という半導体関連のファンドが一番リターンを出しています(2025年10月23日現在、レバレッジファンドを除く)。

最近はOpenAIが数社との提携を発表したり、大手半導体メーカーの決算も好調だったことから、関連銘柄が急上昇しました。 年率リターンは今と過去の基準価額を比べて算出したものが多く、今基準価額が高いファンドが有利になります。
2024年の夏や、今年の4月は株式市場が全体的に下落しましたが、その時に下落率が非常に高かったのも半導体銘柄です。 少し極端ですが、2024年7月〜2025年6月末の先ほどの半導体関連ファンドとS&P500インデックスファンドの基準価額の推移を比較すると半導体がアウトパフォームしています。

どの業種のリターンが一番良いかは、短期的に見ればタイミングによって大きく異なります。
スイッチングが可能であれば、タイミングを見ながらファンドを変えるのも良いと思いますが、その時に手数料がかかるかどうかや、手数料(購入時手数料や信託財産留保額など)をかけてでもスイッチングすべきかの判断は必要になります。

iDeCoや企業型確定拠出年金はスイッチングに費用がかからないことが多いようですが、信託財産留保額には注意が必要です。
NISAもスイッチングができるよう要望(令和8(2026)年度 税制改正要望について)を出したようですが、年間の投資可能枠の範囲内なので長期的に資産が大きくなってくると、便利とは言えません。

十分なリターンを見込めて、老後まで長期放置しておきたい派の人はオルカン。
価格変動が大きくてもリターンを見込みたい人は複数業種に分けてアクティブファンドを積み立て、ニュースもチェックしながら定期的に確認。
もちろん、老後用とその手前用で上記を併用しても良いと思います。

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